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河北新報連載コラム
早期の成功例を目指す
結びに代えて (最終回)
地元密着VC必要

東北地域の経済活性化のためベンチャーキャピタル(VC)側から種々述べてきた。
この間の反響の大きさは予想以上だった。
反響の大きかった点を中心に見ていくことが、終了にあたってのまとめである。

 
第一がベンチャー企業の成長にとって、リスクキャピタル(経営危険を負担する資本)供給の重要性が再認識できたことである。

これまで東北地域でもさまざまな形でベンチャー企業の支援が行われてきた。
しかし、リスクキャピタル供給の点で大きな問題があったことも事実であった。
 
第二が地域特性を十分に理解した地元密着型のVCが必要だったこと。
3月25日のファンドの設立以来、資本政策を筆頭に非公式にということで相談されるケースも多かった。

シリコンバレーの成功は地元に密着したVCの貢献が大きいと言われているが、当ファンドも少しでも貢献できればと考えている。
ハンズオン型重要
第三に投資方法が当初の方針で間違いなかった点である。
経営資源の乏しい初期段階のベンチャー企業の支援には、投資するだけでなく、経営指導に積極関与するその後のハンズオン型支援が重要である。
 
さらに当地域のベンチャー企業の特徴から、1回の投資だけでなく、成長段階に応じて2、3回と追加投資するマイルストーン型投資が有効であること。
出口見据えて投資
 
それに株式公開、企業の合併・買収(M&A)など、将来の出口を見据えた投資が必要であることを理解してもらったこと。
幸いに当社が運用する「東北インキュベーションファンド」は、地域の産学官が一体となったファンドで、認知度が徐々に高まっていることも認識できた。
 
われわれも早い時期に成功事例を作っていくよう努力を重ねていきたい。
さらにわれわれのミッションはファンドを通じた東北地域の活性化であり、出資者に収益をもたらすことであることを再度確認したい。
 
最後に、長い間のご愛読に感謝します。
[ 河北新報社著作物利用許可 No.16-055 ]
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